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徳井義実が脱税で逮捕されない理由はなぜ?所得隠しとの違いを調査!

徳井義実

お笑い芸人コンビチュートリアルの徳井義実さんが、所得隠し・申告漏れの疑いで国税庁から指摘を受けていたことが明らかになりました。

現在徳井義実さんは修正申告を済ませ納税済みとのことですが、脱税として逮捕される可能性はあるのでしょうか?

わかりにくい申告漏れ・所得隠し・脱税の違いについて掘り下げました。

徳井義実に1億2千万円の所得隠しが発覚

「徳井義実」

FNNの取材で明らかになった事件のあらましを簡単にまとめました。

■徳井さんの個人事務所がアクセサリーや旅行代2000万円を経費計上

経費とは認められず国税庁より“2000万円の所得隠し”を指摘される

■2015から3年間、収入の申告をしていなかった

国税庁より“1億円の申告漏れ”を指摘される

■結果、1億2千万円の「所得隠し」と「申告漏れ」が判明

徳井さんは追徴税額3400万円を含めた修正額を申告・納税済み

経緯を見ると既に修正申告済みとのことですが、今後逮捕の可能性はあるのでしょうか?

同日、脱税容疑で不動産会社が逮捕されているが・・・

FNNのは同日10月23日、東京都港区の不動産会社社長が脱税で逮捕されたニュースを報じています。

東京・港区の不動産会社の実質的経営者が、およそ1億円余りを脱税した疑いで、東京地検特捜部に逮捕された。

法人税法違反などの疑いで逮捕されたのは、不動産会社「わひこ」の実質的経営者、金井和彦容疑者(39)。

金井容疑者は、架空の損失などを計上する手口で、2017年までの3年間におよそ4億6,000万円の所得を隠し、法人税など、およそ1億2,000万円を脱税した疑いが持たれている。

これまでの任意の調べに対し、金井容疑者は「取引は正しい」と否認していたということで、東京地検特捜部や東京国税局は、23日午前から関係先を家宅捜索し、全容解明を進めている。

引用:FNN PRIME

金額も徳井義実さんとさほど変わらず、一方は逮捕で一方は「納税済み」として解決しているこの不合理はどう理解すればよいのでしょうか?

徳井義実が脱税で逮捕されなかった理由はなぜ?

最近話題になった“青汁王子”三崎優太さんの「メディアハーツ」の1億8千万円の脱税・逮捕事件が記憶に新しいと思います。

また、過去には芸能人の板東英二さんが、「カツラの植毛代7500万円」を申告漏れ・所得隠しを行ったことが発覚し、逮捕までは行かなかったもののその後テレビから存在を消してしまっています。

「板東英二」の画像検索結果あの人は今・・・

ここでも「???」となるのは「逮捕に至る基準」ですが、
そのポイントは“故意性があるかどうか”で判断されるようです。

徳井義実さんは今回の申告漏れについての会見で、

「やります、やります」と言いながら、明日しようとか、銀行に行って通帳に記帳する作業とかを明日にしようと先延ばししていた。のびのびになり、来年にまとめて申告しようとなった。想像を絶するだらしなさで、3年がたってしまった。

引用:ニッカンスポーツ

あくまでも故意ではなく「面倒くさかった」「自分が馬鹿だった」と意見を争わせず、事実を認めすぐに修正申告し、追徴課税を含めています。

もう一点は、

高橋氏は、徳井が逮捕などに至らなかった理由については、約3400万円の追徴税額をあげた。「1億円を超えたら逮捕という目安がある」

引用:Yahoo!ニュース

ある専門家の見解によると、「追徴課税が1億円を超えていない」という暗黙のハードルがあることも示唆しているため、金額が大きくなかったことも告発→逮捕に至らなかった理由として考えることができそうです。

申告漏れ・所得隠し・脱税の違いってなに?

申告漏れ・所得隠し・脱税の違いを簡単にまとめると、

  1. 『申告漏れ』
    経理上の計算ミスや処理間違いがこれに該当します。この場合の追徴課税は「過少申告加算税」「無申告加算税」「不納付加算税」のどれかと「延滞税」が課される。
    今回の「旅行費や洋服代が経費として当たらない」のはこの理由から。
  2. 『所得隠し』
    故意に税金を減らす行為として申告漏れとは違い悪質とみなされる。
    今回の「収入を申告しなかった」隠蔽工作や架空請求を経費として計上するなどがこれに該当する。
    この場合の追徴課税は①に加え、「重加算税」と「延滞税」が課せられ、徳井さんが支払った3400万円はこれに当たる。
  3. 『脱税』
    やっている行為に関しては①②と同じ。違いは「悪質行為」として検察庁に告発されているかどうか。国税庁の事前調査ではなく、マルサの強制捜査で明らかになった場合、脱税として逮捕されるケースが多い。

今回徳井義実さんの申告漏れ問題は、国税庁の調べで発覚したもので、検察庁までは話が及んでいないことから「ギリギリのところで」終わった、ということなのでしょうか。

「青汁王子 逮捕」の画像検索結果

会社経営者である「メディアハーツ」や上記の不動産会社「わひこ」は査察調査の末“告発”されています。刑事告発されてしまえばそれは「事件」として扱われるため、99.9%脱税が成立してしまいます。

芸能人の徳井義実さんや板東英二さんは修正申告で済んでいますが、明らかに処遇が異なっていることについてはどう理解すればよいのでしょうか。

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査察調査と“告発”の流れと、脱税から逮捕の流れ

国税庁の資料によると、2017年の査察件数63件に対し、告発された件数は37件の「61.7%」となっており、

税法違反による告発は必ずしも100%ではないことがわかります。

上記画像の63.8%は2013年度の数字ですが、いずれにしても納税違反からの告発→逮捕に至るケースは「おおむね6割」程度となっています。

査察調査から告発までの流れ

査察調査から告発までに至る経緯と、その判断の基準については様々あるようです。

通常、脱税事件は国税局の査察部(マルサ)が強制調査し、所得隠しの金額、手口の悪質さ、情状面などを検察庁と総合的に協議。多くは在宅のままで、国税局が検察庁に刑事告発するのが一般的だ。

そして告発を受けた検察庁が公判請求(起訴)するか否かを決める。ほとんど起訴されるが、刑事処分をするまでもないと判断されれば、行政処分の追徴課税で済むケースもごくまれにある。

引用:ダイアモンドオンライン

脱税事件でも金額が大きいものだと何十億にものぼりますが、比較して1億程度の少額でも告発された背景に、「余罪があるか、情状面が悪かった」場合でも告発に踏み切られることがあるようです。

実際、徳井義実さんと同日に逮捕された不動産会社の社長は、「取引は正しい」と容疑を否認していたことで情状面が悪くなり、逮捕に至ってしまったのかもしれません。

吉本興業が裏で働いた可能性が高い

吉本興業といえば芸能界でも最もキャリアの長い老舗芸能事務所であり、過去には犯罪歴のある芸人も少なくないためしっかりとした法務部が対応することが予想できます。

「野村沙知代」サッチーこと故・野村沙知代さんは2億1千万の脱税で逮捕

徳井義実さんは吉本興業と個人事務所との専属エージェント契約の関係とはいえ、世間的には「よしもとの芸人が脱税で逮捕された」ということになれば、先だっての「反社会勢力」とのつながりも含めて危機的な立場に追い込まれてしまうかも知れません。

今回の国税の対応には、徳井義実さんの顧問税理士に加え、バックで吉本興業がフォローした可能性は十分考えられると思います。

結論として、今回徳井義実さんが逮捕に至らなかった理由をまとめると、

  1. 情状面で実態や問題点を理解され、告発されなかった
  2. 追徴課税額が1億円未満とそれほど大きくない
  3. 国税と争わずすぐに修正申告→追徴課税を支払った
  4. 吉本興業が交渉に協力した可能性も

これらの事情があって、「申告漏れ・所得隠し」という処遇で首の皮一枚つながった結果になったのだと推測されます。

しかし、板東英二さんが事件を境にテレビから消えたこともあり、「脱税の疑い」をかけられた芸能人をスポンサーは積極的に使うことは考えにくいため、今後しばらくの間はテレビの出演は減少するでしょう。

徳井義実さん自身は今後の進退について「出来れば出たいが、必要ないと言われればおれはそれで仕方ない」と世論の声に選択を委ねる発言もしているため、これまで積み重ねてきた好感度と、ここからの信頼関係の回復のやり方次第で、今後の活躍模様は大きく変わっていきそうですね。

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