ベテラン女優・エッセイストの室井滋さんは、夫・長谷川和彦さんと同棲をはじめて30年以上が経ちますが、現在もまだ結婚されていません。
室井滋さんがまだ20代の頃から二人は交際を開始していますが、現在に至るまで結婚されない理由はなぜなのでしょうか?
その理由には、二人の馴れ初めが不倫だったかもしれず、また他の理由があるのかもしれません。いくつか考えられる理由をまとめてみました。
室井滋の夫は長谷川和彦
室井滋さんは富山県出身の1958年10月22日生まれです。
既存の枠にとらわれない個性的な女優として、また20冊以上の著書を執筆するエッセイストとしても知られています。猫好きでも有名ですね。
室井滋さんは早稲田大学の社会学部に在学中、「シネマ研究会」に在籍。
演技力の高さはこの頃から有名で、多くの映画監督の作品に出演したお陰で当時は「自主映画の女王」と呼ばれていました。
ドラマ100本以上、映画50本以上、その他舞台やナレーション、声優、人形劇などその活動範囲は他の追随を許さないほど多彩な経歴の持ち主で、
1995年の「居酒屋ゆうれい」で日本アカデミー助演女優賞、1999年に「のど自慢」で日本アカデミー賞主演女優賞を獲得するなど、演技力についても抜群の評価があります。
ちなみに早稲田大学は7年通って中退していますが、その理由は間違いなく役者の道にどっぷり浸かっていたためでしょうね笑
そんな室井滋さんは、1988年から現在の夫・長谷川和彦さんと“内縁関係”にあり、その関係は現在に至っても続いています。
長谷川和彦ってどんな人?
映画監督の長谷川和彦さんは、1946年1月5日生まれ。室井滋さんとの年齢差は12歳差です。東京大学文学部に入学し、英文科に3年在籍したのち、映画監督を目指して美学科に編入しています。
映画監督を目指すため、卒論を目前に大学を中退し、助監督・監督時代には9割方撮り終えた作品が頓挫したり、共産主義者扱いされて撮影所を追い出されたりと、波乱万丈の人生を歩まれています。
長谷川和彦さんが世に生み出した作品は、「青春の殺人者」と「太陽を盗んだ男」の2作のみ。それ以降も制作には着手していましたが、資金難で会社が倒産し借金を背負ったり、映画の予算を飲食代に使い込み立ち消えになったりと、かなり豪快な人物です。
ただ、そのたった2作が「日本映画史上歴代ベストテン」に選ばれたり、「20世紀を代表する日本映画」と評されるなど、長谷川和彦さんはかつては「日本のスティーブン・スピルバーグ」とも称された「知る人ぞ知る天才」でした。
自身で語るところの性格も「気が小さく、末っ子の甘えん坊」と言われていますが、その割に竜雷太や安岡力也と殴り合いの喧嘩をしたり、警官を殴って逮捕されたりと暴力的なエピソードも数多く残っています。
室井滋と長谷川和彦の馴れ初めは?
二人の馴れ初めは1988年、テレビで共演したことがきっかけで、室井滋さんからのアタックで交際に発展したそうです。
しかしながら、上記の通り仕事がない監督でもあった長谷川和彦さんは、売れっ子女優の「ヒモ」とも噂されてしまいます。
が、映画に対する情熱は人一倍強く、喧嘩っ早いが自分より弱いやつには手を出さない男らしさなどに、室井滋さんは惹かれたのかもしれません。
当時既に結婚し妻子もいた長谷川和彦さんと室井滋さんの熱愛は、当時「不倫略奪愛」としてマスコミは大騒ぎしましたが、その後二人はスクープされることなくひっそりと関係を続けているようです。
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室井滋が長谷川和彦と現在も結婚しない理由は?
さて、内縁状態が30年も続いている室井滋さんと長谷川和彦さん。二人が結婚という道を選ばずに「事実婚」を続けているにはもちろん理由があってのことですが、先述の通り後ろ暗い関係から公に明かされることはありませんでした。
ただ、これまでの経緯をまとめてみると浮かび上がってくる5つの可能性についてまとめてみました。
室井滋が結婚しない理由①過去に不倫略奪婚をしたから?
最も可能性として考えられそうな理由はこれです。
長谷川和彦さんは24歳という若さで結婚しており、子供もいました。
1988年、室井滋さんが30歳、長谷川和彦さん38歳の頃に不倫関係にあった二人ですが、その4年後の1992年には長谷川和彦さんは元嫁と正式に離婚しています。
1988年の室井滋さんといえば「3年B組金八先生」に教師役で出演していた他、女優としてのイメージ低下を避ける必要もあったでしょうから、公に結婚を発表できなかったのかもしれません。
室井滋が結婚しない理由②長谷川和彦の女性問題が問題?
長谷川和彦さんは室井滋さんとの不倫熱愛意外にも女性遍歴が絶えず、室井滋さんと同棲を始める前にも歌手の沖山秀子さんと話題になったことがあります。
また、1980年頃には「3代目ミスタータイガース」と呼ばれたプロ野球の田淵幸一さんの元嫁・谷口博子さんと、長谷川和彦さんが「W不倫」していた、というスキャンダルが報じられたこともあります。
室井滋さんとの交際も不倫の果てのことでもあり、「結婚」という形式自体が長谷川和彦さんい馴染まなかったことが、事実婚の関係を現在まで継続してきた一つの理由かもしれません。
室井滋が結婚しない理由③幼少期の生い立ちが関係?
室井滋さんの父親は富山で高校の英語教師をするかたわら小説家をしていましたが、48歳という若さで亡くなっています。
また、亡くなる直前には東京に住む室井さんを尋ねて上京し、1週間ギャンブルで負け続け500万円借金を作った翌日、脳溢血で急逝されたというエピソードがあります。
室井滋さんが100万部を売り上げるエッセイストになったのは、父親の影響であり、今でも尊敬と感謝の念を持っていると過去のインタビューでコメントしています。
その両親は室井さんが小学校高学年の頃に離婚しており、父親と一緒に暮らしていた室井滋さんは、長谷川和彦さんとの交際の中で、父親に似た破天荒な性格に惚れつつも、離婚した両親の記憶から結婚に踏み切れなかったのかもしれません。