一代でジャニーズ帝国を築き上げた芸能界の重鎮、ジャニー喜多川氏が自宅で倒れ、病院に緊急搬送されたというニュースに日本中が騒然としています。
ジャニー喜多川氏は昨年、自身の後継者に滝沢秀明さんを指名し、滝沢さんはそれを受け「タッキー&翼」を解散、表舞台から引退された出来事は今も記憶に新しいと思います。
ところでジャニー喜多川氏といえば、過去に少年愛やハラスメント行為によって裁判沙汰になっていたり、元ジャニーズタレントからの告発本が出版されていたりと、黒い噂も見逃すことのできない事実。
“小さいジャニーさん”と言われた滝沢秀明さんもまた、その黒い噂通りの関係だったのでしょうか?養子縁組の噂も囁かれているジャニー喜多川氏と滝沢秀明さんの関係についてまとめました。
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ジャニー喜多川氏と滝沢秀明の関係について
2019年1月17日、株式会社ジャニーズ事務所は、元「タッキー&翼」の滝沢秀明さんを社長に据え、株式会社ジャニーズアイランドの設立を公式に発表しています。
ジャニー喜多川氏の「最高傑作」はkinkikidsの堂本光一さんというのは有名な話ですが、滝沢秀明さんもまた、ジャニーさんが「本当の家族にしたい」と思った数少ない一人です。
かつてはジャニーズ事務所の先輩である東山紀之さんや、“マッチ”こと近藤真彦さんにジャニーズの将来を期待されていましたが、今となっては二人とも「人望や話題性に欠ける」という指摘が以前からあり、最近では話題にすらなっていませんでした。
そこへ来ての、滝沢秀明さんの後継者指名。
二人の信頼関係とはいったいどのようにして築かれたのでしょうか。
ジャニー喜多川が愛した滝沢秀明の「生い立ち」
滝沢秀明さんは、1995年、13歳のときに自分で履歴書を送り、ジャニーズのオーディションを受けてジャニーズ事務所に入所しています。
見た目の華やかさとは裏腹に、滝沢秀明さんの生い立ちは必ずしも明るいものではなかったようです。
幼稚園の頃に両親が離婚。一家は金銭的に窮地に追い込まれ、
- 服を買うお金が無くて冬でも短パンTシャツ
- 鉛筆や消しゴムを買うお金もないので落とし物を使っていた
- 食べるものがないので兄妹で一つのお菓子を分け合って食べていた
- 餃子の中身は肉ではなくツナ缶だった
などなど・・・「極貧」と呼ぶにふさわしい辛く苦しいであろう幼少期を過ごしています。
母親はその後別の男性と再婚・出産を経験していて、滝沢秀明さんの名字も母親の姓「指田」から「滝沢」に変わります。
「異父兄弟と新しい父親」という家庭環境に身を置いていた滝沢秀明さんでしたが、その成長の過程において“父親”という存在を身近に感じることはなかったようです。
アイドルを目指したのは、家計支えになって母親を助けてあげたいという孝行心からでしたが、歌も踊りもできない滝沢秀明さんは、無謀にも何も持たずにオーディションに挑戦しました。
「顔を見ただけで将来どんな大人になるかわかる」という人材発掘の天才、ジャニー喜多川氏はそんな滝沢秀明さんに可能性を見出し、自ら電話をして合格を伝え、すぐにバックダンサーとしてステージに立たせた、というエピソードがあります。
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滝沢秀明の異例の“出世”の理由は?
入所して間もない滝沢秀明さんがkinkikidsのバックで踊る、当時の貴重な映像が残っています。
— ema (@ema111wings) 2018年12月28日
ジャニーズのオーディション合格後、滝沢秀明さんは異例のスピードでドラマ出演を果たし、1年目からジャニーズjr.のオーディションの面接官を任されるなど、トントン拍子に成功の階段を登っていきます。
V6デビューの時の挨拶回りのときですらジャニー喜多川氏は滝沢さんを同行させ、名前を覚えてもらうために売り込みをかけていたというのだから、その偏愛ぶりはかなりのものだったことが伺えますね。
確かに、このルックスに、切なくも不遇な生い立ちが重なると、ジャニー喜多川氏でなくとも、力強く手を差し伸べたいと思う人は少なくないかも知れません。
ところで、「世界で最も人をプロデュースした男」ジャニー喜多川氏は、不幸な生い立ちの若者のハングリー精神にこそ将来性を強く感じていたそうです。
そういった意味では滝沢秀明さんの「暗い過去」と、それを感じさせない明るさと美貌の強烈なコントラストに、「ジャニーズは皆わたしの子ども」を公言する強い父性愛と、無限の可能性を感じていたのかも知れません。
でも、果たしてそれだけでしょうか?
続いて、ジャニー喜多川氏につきまとう性癖についての噂をついて掘り下げてみましょう。
ジャニー喜多川氏と滝沢秀明の関係は少年愛だった?
タレントへの「性的ハラスメントやわいせつ行為」の事実を噂されているジャニー喜多川氏。元ジャニーズタレントによる告発は1人や2人では収まらず、これまで週刊誌にも様々なことが書かれてきました。
しかし、1999年には文春がジャニーズの同性愛と喫煙について記事にした際は、名誉毀損で裁判にもなっており、ジャニーズ側はあくまでもその事実を否定。当然ですね。
ただ最終的にこの裁判は「文春へ120万円の罰金」と「ジャニー喜多川氏の同性愛の事実確定」という結論に至ったことで、ジャニー喜多川氏の上記行為は「事実であった」ことが白日のもとに晒されることになる“はず”でした。
不思議なことに、日本の大手メディアはジャニーズ事務所へ忖度し、その事実は報道されないまま今日に至り、それは画像の一つも残さないほど徹底しています。
これはつまり、「ジャニーズ事務所がメディア業界においていかに強い立場を発揮していたか」ということの裏返しであり、当時の海外メディアは日本のマスメディアの姿勢をバッシングしています。
滝沢秀明さんも、ジャニー喜多川氏とそういった関係にあったのでしょうか。
タッキーは地方でのイベントの仕事があったため、同じジュニアとして活動していたA君と同じホテルに宿泊していました。
そして夜中に、ジャニーさんが酔っ払っている様子で2人が寝ている部屋に入ってきました。
ジャニーさんはA君が寝ているベッドに潜り込み、お口でコトを済ませると次はタッキーが寝ているベッドへ。
A君がタッキーのベッドを見ると、ジャニーさんとタッキーの体が激しく動いている光景があったのだとか。
ネット上で流布されているこの噂はもはや都市伝説に近いものがありますが、元ジャニーズタレントの告発本などを読むと、これを「根も葉もない噂」と片付けることのできない、想像以上の生々しさがあります。
当時、木山氏はジャニー氏一番のお気に入りで、取材陣の前でも膝の上に座らされ、食事もジャニー氏の手で口に運んでもらっていたという。そして、夜はジャニー氏の欲望の捌け口として濃密過ぎる時間を過ごしていたというのだ。彼は、そんな生活を余儀なくされた15~17歳の2年間を振り返り、「ジャニー喜多川の愛人だった」「奴隷だった」と表現している。
引用:サイゾーウーマン
「光GENJI」としてデビューするはずだった幻のジャニーズ・木山将吾氏が暴露した「smapへ」という著書には、ジャニー喜多川氏の寵愛を受ける代わりに、雑誌やテレビ、コンサートへの出演など、他者よりも圧倒的に速いスピードで出世していった経緯が記されています。
滝沢秀明さんが事実どうだったのかは、本人の口から語られない限り明らかにはならないでしょう。
しかし、類似のケースが無数にあるとされていること、大手メディアがジャニー喜多川氏については一様に沈黙を守っている不気味さは、その手の憶測を永遠に呼ぶことでしょう。
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滝沢秀明の“養子縁組”の噂の真相
2018年10月頃、滝沢秀明さんがジャニーズを引退する発言をした頃、「ジャニーさんとタッキーは養子縁組をするのではないか」という噂がありました。
一部の芸能記者の中では確定路線ともされていましたが、それ以降、現時点においても話題に上ることもなかったということは、二人が養子縁組をしたという事実はなかったようです。
以前よりジャニー喜多川氏は滝沢秀明さんのことを「本当の家族にしたい」という願望があったことと、滝沢秀明さんもジャニー喜多川氏を“父親”と慕っていたことから、そのような憶測につながったのではないでしょうか。
副社長・ジュリー景子と新社長・滝沢秀明の関係は対立?
上記の養子縁組の話題は、「ジャニー喜多川と姉・メリー喜多川の対立」構図をまくし立てたメディアの憶測に依る部分が大きく、事実とは異なると考えられます。
ジャニー喜多川氏が滝沢秀明さんに引き継いだ意志は、このようなものでした。
滝沢秀明がタレントとしての経験と知識を生かし、「ジャニーズJrたちの育成で、ジャニーさんを手伝いたい」と言ってくれた時、私は驚きと共に嬉しくて涙がこぼれそうでした。このような決断をしてくれた滝沢には心より感謝しています。
私の頼もしい後継者達が今後も切磋琢磨して皆様が求めるエンターテイメントをお届けする為に頑張ってくれることに期待しています。
引用:めるも
これまでジャニー喜多川氏は経営にほとんどかかわらず、常に現場の第一線でステージのプロモーションや人材発掘に専念していますが、滝沢秀明さんが今後跡を継いでいくのはこの“人材育成”に携わる部分です。
勘違いしてはいけないのは、ジャニー喜多川氏は「株式会社ジャニーズ事務所」の社長に滝沢秀明さんを据えたいわけではなかった、という点です。
既出の通りジャニー喜多川氏は、世界でも稀有な人材育成者であり、日本の芸能史に間違いなく名を残す天才的なプロモーター・プロデューサーです。
しかし、会社組織の経理や経営それ自体は、ジャニーズ事務所設立当初から姉のメリー喜多川氏に一任しており、その信頼関係が今更揺らぐことはないでしょう。それは、姪のジュリー景子氏に関しても同様のことが言えると思います。
組織としての運営は当然重要ですが、ジャニーズの根幹を担うのはやはり「ジャニーズjr.にある」と考えているジャニー喜多川氏にとって、姪のジュリー景子氏と滝沢秀明さんの対立を望む必要性がどこにもありません。
“SMAP解散の悲劇”を再び繰り返してはならない
人気絶頂だったSMAPの解散を巡る騒動で、ジャニー喜多川氏は相当大きなショックを受けたそうです。
騒動の主導は姉のメリー氏が握っており、経営に口を出さない主義のジャニー喜多川氏は、創業者でありながらその流れを食い止めることのできない無力感を味わったのかも知れません。
それだけに、SMAP解散の引き金となった飯島三智氏と喜多川一族との悲しい対立を、再び起こさないようにとの強い願いから、かつては“絶対に誰にも真似できない”と自負していた自分の仕事を滝沢秀明さんに託したのではないでしょうか。
だからこそ、世間は養子縁組にまで話を飛躍させましたが、そこに触れるということは、資産や相続の問題を解決せねばならず、滝沢秀明さんと喜多川一族との新たな軋轢を生み出すことが考えられる以上、得策ではないような気がします。
こうして、年商700億円超の巨大組織の経営はこれまで通り姉のメリー氏と姪のジュリー氏に。現場責任者の後継ぎとして選ばれたのが、滝沢秀明さんだというわけです。
ジャニーさんはメリーさんが推すジュリーさんとはまた別に滝沢をもう1人の後継者としてプッシュしたのです。
ジュリーさんは次期社長と事務所内部で目されて張り切り過ぎているのか、強権的な独裁色を強め過ぎるが余り、所属タレントたちからソッポを向かれつつある。
次々とタレントたちが退所や休業するなどといった流れが止まらない現状とジュリーさんの”強権政治”は決して無関係ではないと踏んでいるからなのでしょう。
強い危機感を覚えたジャニーさんは実際にタレントだった滝沢をOBとしてトップに据えることで事務所内の風通しを良くし、所属タレントたちと幹部の関係回復に努めようという狙いも実はあるのです」
引用:めるも
考えるに、ジャニー喜多川氏と滝沢秀明さんとの関係性は、金銭や歪んだ愛情などではなく、肉親よりも強い絆で結ばれた、強固な親愛関係によるものなのではないでしょうか。
相次ぐメンバーの不祥事や退所によって、ジャニーズ事務所の存在感は往年のそれより確実に減退しています。そしてそれはこれからもまだ続くでしょう。
揺らぎ続けるジャニーズの、在りし日の姿を取り戻すべく立て直しを図る、滝沢秀明さんの手腕に今多くのジャニーズファンが注目しています。