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菊池雄星の松ヤニはメジャーでなぜ黙認?不正投球の処分は出場停止?

メジャーで活躍するマリナーズ菊池雄星投手が、松ヤニの不正使用がバレて騒動になっています。

野球経験のある人なら、ロジンバッグ以外のすべり止めを使うことが不正投球となることは考えるまでもないことですが、なぜかメジャーではそれが「黙認」されているそうです。

今回の菊池雄星投手松ヤニ問題の焦点は「使い方がスマートではない」、つまり“隠し方が下手”だったとされていますが、バレてしまった結果の処分や罰則はあるのでしょうか?

菊池雄星の松ヤニ使用が不正投球問題に

松ヤニを使っていたとされる菊池雄星投手の動画はコチラ。

1:30~あたりから、不自然なくらい、しきりに帽子のつばを触っていますね。

ていうかこれ以上ないくらい露骨に触りまくっててバレバレですね・・・

角度的にわかりにくいですが、画像で見ると

菊池雄星

帽子のつばの裏側は茶色い付着物がべったりと。

これを「ロジンバッグと土じゃないの?」とする意見もありましたが、そうだとしても「何かを確かめるようにツバに触れる」様は誰がどう見ても不自然です。

なぜロジンバッグは良くて松ヤニはダメなのか?

日本、アメリカ問わず、ピッチャーがマウンドで手に付けて良いのは野球規則で定められた「ロジンバッグ(白い粉の入った袋)」だけです。

ロジンバッグの中身は「炭酸マグネシウム80%、松ヤニ15%、化学樹脂5%」と、実はこの中にも松ヤニは含まれているんですね。

指先の感覚が命のピッチャーは、過度な湿気や水分でボールが制球に多大な影響を及ぼすため、その湿気を取り去る目的と、滑りやすい公式球の滑り止めとしても使用が認められています。

が、さらにすべり止めとしての効果が高い松ヤニそのもの使うことが禁止されているのは

  1. ボールが汚れるから
  2. ボールの変化がより激しくなりバッターに不利だから

上記2点が主な理由です。

松ヤニの他にも、ボールに唾を吐きかけたり(スピッドボール)、ボールに傷をつける(エメリーボール)ことで、摩擦と空気抵抗を増やす行為は禁止されています。

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メジャーでピッチャーの松ヤニ使用が黙認される理由

関連画像

今回の菊池雄星投手の松ヤニ使用疑惑について、敵チームであるヤンキース選手はさほど問題視していませんでした。

その背景にある理由は、

  • メジャーリーグの公式球は大きく滑りやすいため、頭部への暴投の危険性がある

という問題を解消するための方法の一つとして、菊池投手に限らず「ほとんどの投手がやっているので問題にならない」そうです。

シアトル・タイムズのライアン・デビッシュ記者のツイッターによると、観客席からファンの一人が審判に向かって「帽子をチェックしろ」と叫んだというが、実況席のケイは「多くの投手がそうしているし、打者もそんなに気にはしていない。握りが悪いとボールはどこかへ行ってしまいますから」と説明。

「ヤンキースには素晴らしい映像室がある。われわれが知っているということは彼らもすでに知っているということ。試合中に審判に確認するように抗議しないのは大した問題ではないからです」と続けた。

アメリカは日本に比べて乾燥しているため、ただでさえ大きなメジャー公式球はコントロールが難しいとされます。

日本のピッチャーが一切松ヤニやワックスなどをマウンドに持ち込まないのに対して、「メジャーで暗黙のルール」とされているのは、気候的な要素も大きく影響しているのですね。

不正投球の処分や罰則は

今回の報道を受けて、相手チームのヤンキース側がそもそも問題視していなかったこと、そして発覚したのが菊池雄星投手が降板した以降だったということもあり、出場禁止処分というような罰則はないものと考えられています。

ただ、だからと言って不正投球がまかり通ってしまってはさすがにマズいわけで、2014年に「首筋に露骨に松ヤニを塗って」登板したヤンキースのマイケル・ピネダ投手は、あからさま過ぎる不正投球のため10日間の出場停止処分を受けています。

松ヤニの使用については「やるならうまくやれ」というのがメジャーリーグの選手における暗黙のルールであり、菊池投手は今回の報道で「注意・警告」は受けても出場停止のような重い処分にはならないという見方が強そうです。

 

 

 

 

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