マツコ・デラックスさんが、元SMAPメンバーである「新しい地図」との共演を拒否していたと週刊文春が報じネットが炎上しています。
それに関連して、マツコ・デラックスさんとジャニーズ事務所や電通との癒着についても疑義が拡大しており、騒動の火種がさらに燃え広がりそうな雰囲気を醸し出しています。
先日も、公正取引委員会による稲垣吾郎さん、草彅剛さん、香取慎吾さんら3人への業界による圧力=“いじめ”を注意したという速報が流れたばかり。
マツコ・デラックスさんはこれまで、「庶民感覚」や「権威を物ともしない発言」が好感をもたらしていただけに、ジャニーズサイドの意向を汲んで共演を拒否していたのであれば大きなイメージダウンとも取られるのではないでしょうか。
マツコ・デラックスさんが新しい地図を共演NGにしていた理由と、なぜ今文春が炎上させたのか、その理由についてもまとめました。
マツコデラックスが新しい地図を共演NGにしていた
2019年8月1日の週刊文春では詳報が語られています。
1日発売の「週刊文春」(文藝春秋)は、テレビ番組『5時に夢中!』(TOKYO MX)で稲垣吾郎がレギュラー出演する話が持ち上がった際、同番組に長年レギュラー出演しているマツコ・デラックスの所属事務所が「稲垣を出すならマツコは降板する」と番組サイドへ伝えたと報じた。
引用:ビジネスジャーナル
マツコ・デラックスさんと言えば「月曜から夜更かし」で関ジャニ∞の村上信五さんと7年もの長きにわたって共演されているほか、元SMAPの木村拓哉さんと実は同級生だったりと、何かとジャニーズに縁があることでも知られています。
そんなマツコ・デラックスさんの事務所「ナチュラルエイト」は、新しい地図メンバーの稲垣吾郎さんとマツコ・デラックスさんの共演を「露骨にNGにした」と文春は報じました。
それが事務所の意向だとして、マツコ・デラックスさん自身の意見はどうなのでしょうか?
マツコ・デラックスが共演NGにした理由はなぜ?
文春の伝える記事では、マツコ・デラックスさんへ直撃取材も敢行しており、その際のコメントは下記の通りです。
「SMAPだから(テレビに)使われていたわけで、SMAPじゃなくなった3人に魅力を感じますか」
「テレビってそんな甘くないわよ。いち視聴者として、冷静に考えてみてよ」
「稲垣吾郎が『5時に夢中!』に入って楽しいと思う? いち視聴者として冷静に見れば、旬かどうかわかるでしょう。あの3人は木村拓哉や中居正広とはマンパワーが違うのよ」
「あの三人はSMAPにいたからこそチヤホヤされていたんだから」
引用:wezzy
気を付けなければならないのは、あくまでも文春が報じた内容であって、マツコ・デラックスさんが公式に発表されたコメントではないということだけは留意すべきでしょう。
ただ、現時点で新しい地図のメンバーが「テレビ業界に干されている」理由を極めて端的に語っており、裏で“圧力”や“忖度”が働いていると思われる理由を冷静かつ生々しく解説している点は衝撃的です。
文春の記事の中でマツコ・デラックスさんは先日の公正取引委員会の注意についても触れていますが、
「公取(公正取引委員会)が(出演)時間だけ調べれば、あの3人が使われてないですねってなるわけ。データで見たら違反かもしれないけどさぁ、結局は番組の判断なわけ」
引用:wezzy
新しい地図のファンからすれば聞くに堪えない発言とも受け取れますが、マツコ・デラックスさんは、私たちの知らないテレビ業界における暗黙のルールや慣習について繰り返し述べているだけとも感じます。
それにしてもなぜ、これほどまでにマツコ・デラックスさんは元SMAPメンバーに厳しい態度を取るのでしょうか。
その理由は、現在マツコ・デラックスさんを取り囲む「テレビ業界」との関係に要因がありそうです。
マツコは“テレビ界No.2”の権力者で電通とも関係?
マツコ・デラックスさんは2017年、2018年とタレントランキング堂々の「1位」を飾る、名実ともに人気No.1タレントとして君臨しています。
2019年こそサンドウィッチマンに1位を譲り渡しましたが、それでも2位の座に留まり、今もなお圧倒的な存在感を放っています。

電通年賀会の様子
マツコ・デラックスさんは今や明石家さんまさんに次ぐ発言力を持っているとされ、面識のないキー局のプロデューサーレベルではそのスケジュールを抑えることもできないそうです。
その発言力を敏感に感じ取ってか、大手広告代理店やテレビ局の幹部は、毎年1月に行われる電通の「年賀会」において、こぞってマツコ・デラックスさんに列をなして挨拶をしに行く様子が見られるんだとか。
視聴者には初耳でも、業界人にとって、マツコ・デラックスさんの立ち位置が実は「権力者サイド」に偏っていることは有名なのかもしれません。
マツコ・デラックスとジャニーズ幹部の関係とは
さらに、同誌の直撃に対してマツコは、「ジャニーズ擁護」と取れる発言を繰り返しており、その背景には、某ジャニーズ幹部との“蜜月”関係があるようだ。
引用:msnニュース
ジャニーズ事務所を飛び出した元SMAPのプロデューサー「飯島三智」氏が立ち上げた新事務所「CULEN(カレン)」に対し、設立当初からジャニーズ事務所が圧力を掛けていたことは周知の事実の様に広まっています。
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それは、ジャニー喜多川氏が亡くなってからほどなく噴出する、これまでタブー視されていたジャニーズを取り巻くスキャンダルや報道の変化からも伺い知れます。
記事中では、「月曜から夜更かし」で共演している村上信五さんが「ジャニーズ事務所の幹部を紹介した」とも書かれており、そしてその幹部とは現社長のメリー喜多川氏だとテレビ局関係者が語っています。

左:メリー喜多川氏 右:ジュリー景子氏
要するに、マツコ・デラックスさんはメリー喜多川氏ら「権力側」の人間として、ジャニーズの繁栄を陰で支える外部要因として協力してきたのかもしれません。
ジャニーズ事務所の圧力のかけ方は様々で、テレビ局幹部へジャニーズ幹部から圧力をかけるケースや、番組プロデューサーへジャニーズのマネジメント本部が圧力をかけるケース、そして今回のようにタレントを囲い込んで圧力をかけるケースなど多岐に渡ります。
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2018年1月放送の「宮根とマツコ 新春ミヤネ屋デラックス」にて、マツコ・デラックスさんは初めて冠番組を持ったころを振り返って、
「テレビに対して魂を売った。テレビに全てを捧げる人生に、覚悟を持った」
と謎めいたコメントを残していますが、もしかするとこの発言はジャニーズ事務所と自身との関係を暗喩しているのかもしれません。
マツコ・デラックスさんはご存知の通り男性ですが、女装への興味が高じて「オネエ」になりました。過去に男性とボディタッチをして映る写真も流出しています。
マツコ・デラックスさんと複数のジャニーズjr.が食事をする「マツコ会」こそがもしかしたら・・・という憶測はあまりにも恐ろしい想像ですが、枕営業が存在する芸能界では別段珍しいことでもないのかもしれません。
なぜ文春はマツコ・デラックスを炎上させたか
最後に、なぜ好感度の高いマツコ・デラックスさんを今回、文春はターゲットにしたのでしょうか。
冠番組も多数持っており、帯番組にもレギュラーを持つマツコ・デラックスさんを炎上させた理由。
それは文春による「ジャニーズ叩き」が本格化しているからに他なりません。
1999年に文春はジャニー喜多川氏を「所属タレントへの性的ハラスメント」で記事を掲載。ジャニーズ事務所はそれを名誉棄損で訴え、最高裁までもつれ込んだのちに、
・ジャニー喜多川氏の性的ハラスメント行為を認める
・文春へ名誉棄損で120万円の損害賠償
このように両者痛み分けとなっております。
この結果がよほど悔しかったのか、それ以来文春はジャニーズに関する記事を多数飛ばしており、今回のマツコ・デラックスさんもその因縁に巻き込まれたのではないかと考えられます。